
ザ・マッカートニーローズ。
ポールマッカートニーにちなんだバラ。
「香りの薔薇」という本で知って入手した。
「薔薇の香り」がする、と表現されていて、
さてどんなものかと期待しながら秋までつぼみを摘み続けた。
写真は咲き始めの様子だが、それから3日たってもまだ花容を崩さず咲いている。
花持ちがよいようだ。
デジカメの電池が切れてしまったため、携帯で撮影。
だからちょっと不鮮明になってしまって残念。
香りは、「薔薇の香り」というだけあって、すばらしい。
Neige Parfumもすばらしかったが、
これもまた、別のすばらしさがある。
どう違うのだろうと、いろいろ考えてみたが、具体的な表現が思いつかない。
そこは僕の嗅覚の限界なのだから仕方がないのだが、
やはりNeige Parfumとは違う。
それが何なのかがわからない自分がもどかしい。
比喩的にいってしまうと、「芳しさ」があるのだ。
ゴージャスな香りだ。
自分に合う豪華さを熟知している年上の女性、といったところ。
すごくきれいなのだが、どきどきする、というよりは不思議な安心感のある感じ。
「芳純」という漢語が一番マッチする。
芳純という名前の薔薇があるが、
考えてみればたたずまいが写真で見る姿に似ている。
系統的に近いのかもしれない。
このばらに比べると、他の薔薇は例えば少女のように思える。
どちらがよいというものではない。
それぞれに相対的な良さがある。
あと3つつぼみを付けている。
しばらくは至高の香りを堪能できそうだ。
このばらにちなんで少し書くと、
ポール・マッカートニーは僕の大好きなミュージシャンの一人である。
大好きな、といってもビートルズ以降はあまり知らないし、
少しだけ知っているビートルズ以降の作品も、あまり引かれるものではない。
やはりビートルズ時代のポールが最高だ、と僕は勝手に思っている。
もっと特定して言うと、
僕は一般に「ホワイトアルバム」と言われている、'The Beatles'という二枚組のアルバムが大好きなのだ。
ビートルズの歴史をたどると、このアルバムにはいろんな背景があるが、
それをふまえずに作品の印象にだけ触れてみても、
とにかく4人の個性がよく出ていて、でもバンドとして崩壊するような対立は起きず、かといって一つに調和している訳でもない、まさに絶妙な均衡がとれている絶品だとわかるだろう。
ジョンの作品も名曲が多いが、このアルバムでいいなと思うのは、
なんといってもポールのメロディメーカーの天才に触れられること。
'Blackbird'と'I Will'に顕著にそれが現れているとも僕は思っている。
二つとも弾き語りに近いシンプルなアレンジで、
だからこそ旋律の善し悪しが問われる。
典型的に簡単な和声に、典型的に調和する、お手本のように完成された旋律。
バッハのインヴェンションをきいているように、すばらしい曲の見本に思える。
何度聞いても聞き飽きない、珠玉の逸品である。
最近のコメント